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「大阪を障害者雇用日本一のまちに!」を挙げて、障がいある人の就労支援と雇用拡大を目的とした活動を行っている機関で、 地域の障がいある人に対して就労の機会を拡大する事業を行っています。 働く意思を持つ障がいのある方に、働くチャンスと働き続けられる環境を作っていくことが私たちの仕事です。
人にとって職業とは、(1)生計の維持−衣食住の資を得るための活動、(2)役割の実現−社会的に期待される「職分」の遂行、
(3)個性の発揮−個人の「天職」を自覚して行う活動の場、(4)自己実現−主体的な自己を確立して人間としてのライフサイクルの実現、
であるといわれるように、人は、働くことによって得た財や知己あるいはそこで培われた技能や
社会保障制度を基盤にして生涯にわたる生活ビジョンを作り上げ、実行することができます。
ところが、障害があることによって「働くこと」から疎外されれば、
大多数の国民が享受している社会参加の機会や働くことによって得られるさまざまな権利を獲得することもなく、
「労働年齢にある人=職業人=社会人」という基本的な役割期待が崩壊し、
社会生活上の危機を招くばかりか、耐えがたい屈辱を負うことになります。
「人間の尊厳性の尊重」という視点からは、障害者もまた多くの国民と同等・
同質の労働形態や労働条件で働くべきだと考えるのがごく自然の論理ですが、
現状はそのような理想からはほど遠いものがあります。
障害者が安心して「働き・働き続ける」ことができる社会システムを構築するためには、
企業・労働側および就労支援関係者の意識の高揚とそれを実現するための不断の実践、
将来を展望した理念や就労支援システムなど社会資源の動員、
活動を支える組織と運営予算、幅広い市民意識の醸成や同意が求められます。
1996年以来、本ネットワークを中心として展開してきた一連の動きは、
構成メンバーのボランタリーな参画によってなし遂げられたものではありますが、
ネットワークに寄せられる各方面からの期待は大きいものの、
任意団体という性格上さまざまな制約があります。
本ネットワークを認定NPO法人という公的な運営組織として再構築することによって次のような展開が可能になります。